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叔父の法要

この度の東京行きは
親戚の四十九日がきっかけだった
90歳で亡くなった母の叔父は
プロの広告写真家として
日本写真家協会副会長までつとめ活躍の後
引退後は、わたしや友人に
インターネットを通して
写真教室をしてくれた
http://www.dokidoki.ne.jp/home2/bellrose/museum/museum1.html
写真教室は
塾生十名が続けていたが
昔から文学や絵画にも深く追求してきた叔父から
写真を通して人生訓を学んだような
深い内容だった
90キロ代あった身体が
40キロを切ってしまった
亡くなる前の半年間を除くと
90歳になるまで
頭の内容もしっかりし
好奇心や情熱、集中力、記憶力は
私の何倍もあり
話を聞いていると楽しくて
こちらが元気をもらえ
気が付くと長電話の時が多くなる程
エネルギーに満ちた叔父だった
信義、礼節にも大変厳しく
ついていけない塾生の入れ替わりがあったが
結局写真塾も10年間続いたことになった
家族の事情で
葬式も四十九日も
数名の親族だけで済ませてしまっていたため
私と両親が訪問する日に決まったのが
丁度、亡くなってから
本当に数えて四十九日だと聞いた時には
「呼んでもらえた」と思って嬉しかった
その日はお位牌の前で
私達以外に親戚も数名集まり
お経をあげた後
叔父が気にしていたであろう
親族内のお墓の件や決め事について
ちょっとした話し合いもあり
それも和やかな空気の中
滞りなく終えることができ
叔父もさぞほっとした一日だったと思う
遺された叔母は
叔父の作品集をつくることを
今後の生きがいにするそうだ
それにしても
美しい月だった
その日は丁度十三夜で
暦の上では素晴らしい満月だと聞いた
私が撮影しているこのピンボケ写真も
きっと空の上から叔父が
小言をいいたくて
たまらないのだと思う
でも実は、そんな手離れない
不肖な塾生でずっといたいのである
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