幸せの波動バラ花束販売「ベルローズ」店長日記>> 未分類 >> 生産者のつぶやき
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生産者のつぶやき
ハウスの脇でツクシをつんでいると、久しぶりに隣の牛舎のHさんに会いました。Hさんは、私より10くらい上の方ですが、御自身の生き方をしっかり地に足をつけて歩んでおられる、母としてもたくましい先輩で、色んなアドバイスをくれる方です。おしゃべりしていると、いつも時間を忘れるほど楽しくて、今回もツクシの話から、春の山菜の食べ方を教えてもらい、その後話は日本の農業にまで及びました。いつもグローバルな視点から御自身を見ていらっしゃるので、本当に勉強になります。
アメリカからの牛が入って来ない事で、日本の牛を飼っている農家が得をしているかというと、赤字ばかりなのだそうです。お肉が欲しいという需要はあるのに、お肉になるための子牛を繁殖する農家が後継者も足りなくて稀少価値となりつつあり、Hさんが繁殖農家から子牛を買うのにとても高値らしいのです。だからといって、繁殖農家も、元手がかかるそうなので、もうかっているわけではないのだそうです。生産者がどんどんやめていく日本の国は、どうなっていくのだろうね、とHさんはつぶやきました。
花も野菜も同じです。輸入品に押されて、国内生産の花は元手がかかるのに値を下げざるをえず、やめていく人が多いのです。ほんと日本という国は、物を生産する人達をもっと大切にしてほしいと思います。
「こんなもうからない職業を、若い人についでもらうわけにもいかんしね。」とHさんは言いながらも「でも私も牛をやり始めて30年近いけれど、まだ牛を飼う事が本当にわかっとらんのよ。生き物飼うって難しいね。今やめたらこの人生、何をやってきたやらわからん、ってお父さんも言うし、赤字が続くけどまだやめれんのよ。牛の事、少しは語れるくらいになれんとね。」と笑います。「そうそう、バラも同じです。毎年気候も違うし、毎年一年生と同じです」と私も共感しながら、Hさんが「命」や「自然」の前にいつも謙虚で、そして「生活」をしながら人生を考え、貫く姿を素敵だと思うのです。「とにかくお互いがんばりましょうね。」と励ましあいつつ別れました。
自然と向き合える田舎だからこそ、こうしてしっかり地に足をつけて生きている人もたくさんいるのだと思います。田舎も捨てたもんじゃありません。メール問題などに大切な国会の時間をつぶしている東京のド真ん中の国を司る人達はいったい何がわかって何を考えているのかと思います。
アメリカからの牛が入って来ない事で、日本の牛を飼っている農家が得をしているかというと、赤字ばかりなのだそうです。お肉が欲しいという需要はあるのに、お肉になるための子牛を繁殖する農家が後継者も足りなくて稀少価値となりつつあり、Hさんが繁殖農家から子牛を買うのにとても高値らしいのです。だからといって、繁殖農家も、元手がかかるそうなので、もうかっているわけではないのだそうです。生産者がどんどんやめていく日本の国は、どうなっていくのだろうね、とHさんはつぶやきました。
花も野菜も同じです。輸入品に押されて、国内生産の花は元手がかかるのに値を下げざるをえず、やめていく人が多いのです。ほんと日本という国は、物を生産する人達をもっと大切にしてほしいと思います。
「こんなもうからない職業を、若い人についでもらうわけにもいかんしね。」とHさんは言いながらも「でも私も牛をやり始めて30年近いけれど、まだ牛を飼う事が本当にわかっとらんのよ。生き物飼うって難しいね。今やめたらこの人生、何をやってきたやらわからん、ってお父さんも言うし、赤字が続くけどまだやめれんのよ。牛の事、少しは語れるくらいになれんとね。」と笑います。「そうそう、バラも同じです。毎年気候も違うし、毎年一年生と同じです」と私も共感しながら、Hさんが「命」や「自然」の前にいつも謙虚で、そして「生活」をしながら人生を考え、貫く姿を素敵だと思うのです。「とにかくお互いがんばりましょうね。」と励ましあいつつ別れました。
自然と向き合える田舎だからこそ、こうしてしっかり地に足をつけて生きている人もたくさんいるのだと思います。田舎も捨てたもんじゃありません。メール問題などに大切な国会の時間をつぶしている東京のド真ん中の国を司る人達はいったい何がわかって何を考えているのかと思います。

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Unknown
色々な立場の人達が、大きな視点からできるだけうまく両立できる方法を考えてくれている、という事がわかって、本当にうれしかったです。私達農家だって、ある程度産業廃棄物は出るし、環境にいい事ばかりしているわけではないので、babaさんが許せない行為をしているとは思わないし、むしろ自分自身にジレンマを感じる事も多いです。でも、その中で、こうして問題点をお互いに話ながら、理解しながら、励ましあいながら、生きていける人間って素晴らしいですよね。未来の子供達が大人になるのを楽しみにできる世の中を目差さなくては、と思えますよね。うれしい書込みありがとうございます。
「ガムはロッテ」のCM、聞いた事があります!!
なるほど、昭和49年って、確かにいい影響をうけやすい年齢ですよね。バレンタイン監督は、自由な発想の持ち主に見えて私も大好きです。昨日も西岡選手がニュースに久々にうつって喜んでしまいました。
「ガムはロッテ」のCM、聞いた事があります!!
なるほど、昭和49年って、確かにいい影響をうけやすい年齢ですよね。バレンタイン監督は、自由な発想の持ち主に見えて私も大好きです。昨日も西岡選手がニュースに久々にうつって喜んでしまいました。

Unknown
考えさせられる話題でした。私は不動産会社で仕事をしているため、農家の人達と話す機会が多いのですが、やはり大抵の人は農家は儲からんどころか経費を考えたら赤字だといいます。私の仕事は「それなら売りませんか、貸しませんか」という生産者であるyukiさんからすると許せない行為をすることです。まあ実際には、売ったり貸したりする人はそれほど多くはないのですが。

ただ、最近地球温暖化等の環境問題を考えると、果たしてこの様に農地を宅地に変えて、自分の子供や孫たちに住みやすい地球を残せるのだろうかという想いは常にあります。だからといって不動産業で生計をたてる身としては、上記のような営業活動を止めるわけにもいかないのです。なんとかうまく両立させる方法はないものかといつも考える今日この頃です。
前回の質問の答です。
ロッテファンの理由は、子供のころ見たガムのCMです。確か巨人の長島選手と当時ロッテ監督の金田さんがでていたもので
長島選手 「野球は巨人」
金田監督 「ガムはロッテ」
というかけあいをしていたのが子供心に面白く、それからロッテに注目するようになったところ、なんと昭和49年日本一になったのが(去年は31年ぶりだった)大きな理由です。
それでは

ただ、最近地球温暖化等の環境問題を考えると、果たしてこの様に農地を宅地に変えて、自分の子供や孫たちに住みやすい地球を残せるのだろうかという想いは常にあります。だからといって不動産業で生計をたてる身としては、上記のような営業活動を止めるわけにもいかないのです。なんとかうまく両立させる方法はないものかといつも考える今日この頃です。
前回の質問の答です。
ロッテファンの理由は、子供のころ見たガムのCMです。確か巨人の長島選手と当時ロッテ監督の金田さんがでていたもので
長島選手 「野球は巨人」
金田監督 「ガムはロッテ」
というかけあいをしていたのが子供心に面白く、それからロッテに注目するようになったところ、なんと昭和49年日本一になったのが(去年は31年ぶりだった)大きな理由です。
それでは

beerさん、ありがとうございます
生産者とは違った立場の方からの、とても素敵なコメントにただただ感激しています。ほんとがんばりましょうね♪

Unknown
あたしはスーパーで働いてます~ いろんなキモチが聞けてよかった 生産者や生き物に感謝しつつ商品を大事に売りたいと思います☆ お互いがんばりましょう♪